この記事をご覧になっているあなたは、心のどこかで新体操を辞めようか迷っているのではないでしょうか?辞めた子達を追跡すると、新体操を辞めて清々としている子と、後悔している子、もちろんどちらも存在します。後悔することになるのなら辞めたくないですよね?
この記事では、後悔している子はどのような理由で後悔しているのか?そして、後悔しないためにはどうすれば良いのかを考察していきます。
新体操を辞めて後悔している子の理由5選
新体操を辞めて後悔している子達にその【後悔の理由】。筆者の見聞と調査結果をベースに5つ、そして【後悔の理由】に対して、それぞれ後悔しないようにするための対処法をまとめました。
新体操でやりたいことにチャレンジしていない
新体操界でまだやりたいこと、ありませんか?
例えば…
- 新体操の大会に出てみたい
- 自分の演技にあのアクロバット、あの難度を入れて踊りたい
- 選手クラスのレッスンを受けてみたい
- 団体演技のメンバーに入って大会に出場したい
などなど、何でも良いのでまだ新体操を続けていないとできない、自分がやってみたいと思っていた何かがないか、考えてみてください。
それは、新体操を辞めた後に『あぁ、あれはやっておけば良かったな…』という後悔の種になる可能性大。
自分の中に合ったその望みは、どのくらい強いものか一度立ち止まって心に問いかけてみましょう。
親が新体操に前向きではない
親がどのくらい子供の新体操継続について前向きであるか?あるいは寛容であるか?は子供の意思決定に大きな影響を与えます。
金銭的にも時間的にも親に大きな負担のかかる新体操。
子供もその空気を感じ取らないわけがありません。
ご両親は、ご自分の考えをお子様に押し付けていませんか?
お子様は、自分の考えを両親の考えに重ねようとしていませんか?
人は、自分で意思決定をしないと、後にその選択に後悔の念が生まれた時に自分の選択の邪魔をした人物に反発心を抱くものです。
後悔+人のせい+反発心=負の感情の支配
こうなってしまっては本当に辛いです。
新体操を辞める決断をする前に、ご両親は子供自身に決定させること、そしてお子様自身は自分自身の気持ちと自分の今後をよく考えて自分自身で意思決定することを大切にするようにしましょう。
辞める理由を聞かれて、『お母さんが…』『お父さんも…』などという言葉が出る様では、絶対に後悔しますよ。
『私が~したいから』という様に、自分を主語に置きかえて考えましょう。
親に遠慮してしまった
『親が新体操に前向きではない』でもありました通り、新体操は非常にお金と手間と時間がかかるスポーツです。
よって、優しいお子様は『もっとやりたい!』が両親に言えずに遠慮してしまうパターンも。
選手コースの親子を見て『〇ちゃんち、良くやるねぇ。うちは無理。』などとお子様の前でぼやいていませんか?(我が子が選手クラスに在籍している時に他のクラスに在籍しているママからたまに浴びせられた言葉です)
そんな何気ない親の言動まで子供は良く聞いて『あ、うちは無理なんだ…。』と心の中に自分の気持ちを閉じ込めて空気を読んでしまったりするものなんです。
ご両親は、『やりたいならやってもいいんだから、正直に言ってね』と改めて言葉にしてみましょう。
お子様は、自分の気持ちに正直に『~やってみたい!』と、ご両親と本音で話し合ってみましょう!
もしも金銭的な理由がご家庭にある場合は、無理をしないことも大切です。家計の許す範囲で『ここまでならお母さん頑張れるけどどお?』等、腹を割って話し合ってみましょう(新体操選手クラスの金銭事情等をまだご存じない方は、『お金かかるよ新体操!年間費用100万超え!?ー費用詳細週1から選手クラスまで大公開!』をご参照ください)。
逆に、そこまでやる気と好きな気持ちがない場合は、それは本当に自分の意思なのか(友達がいるから等ではないか?)整理する必要があるでしょう。
自分が立てた目標に対してやり切っていない
新体操に練習に励んでいた時に立てていた目標は何ですか?
- 〇〇大会で入賞したい
- あの難度で加点されるようになりたい
- 選手になりたい
『新体操でやりたいことにチャレンジしていない』よりも一歩踏み込んではいるものの、その目標に対して十分な行動と努力をしないままあきらめてしまってはいませんか?
結果がどうであれ、自分の立てた目標に対して十分に努力しやり切った子達の姿は清々しいとも言えるほどで、全く未練がありません。
自分は前を向いて異なる道を進みつつも後輩たちを心から応援する姿は、新体操を道半ばで終えてしまったといえどもキラキラ輝いていて素敵です。
もしも自分の目標があって、それに対してやり切っていないのであれば、最大限の努力をしてからをお勧めします。
新体操を大好きなのに辛さに負けてしまった
新体操が大好きなのに、、、
- 自分の時間がないのが辛くて
- 体重制限が辛くて
- 練習が辛くて
などなど、当時辛いことに負けて辞めてしまった子は後悔することも少なくない様です。
ただ、この場合は『辛かったこと』は事実であり、『我慢できない』と判断したのは自分であるため、そこまで深い後悔の根とはならず、どちらかというと『もう少し頑張れたかもしれないけど、本当に辛かったからしょうがない』となります。
新体操が大好きだからこそ辛さにも耐えられるのではないかとも考えられる反面、大好きな気持ちを重視するあまり身体を壊してしまっては元も子もないともまた考えられますよね。
自分の新体操愛と自分の身体と精神の状態を冷静に見つめることが大切ですね。
新体操を続けるのに、好きな気持ちは何よりも大切。オリンピック選手だっていくつもの壁を乗り越えてきています。自分の心や体が悲鳴をあげて挫けそうなときは、いきなり辞める等ではなく、一度休んでみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
新体操を辞めて後悔しないようにするために、今一度心を整理するのにこの記事がお役にたてましたら嬉しいです。
『学びのシェア。』には、新体操を続けるか続けないかを検討するために有益な情報をまとめた記事がいくつかございます。そちらも併せてご一読いただけますと幸いです。
- 新体操いつまで続ける?いつ辞める?ベストな辞め時とその準備・続けるべき選手の特徴をご紹介!
- 【新体操】うちの娘向いてる子?向いてない子?適性検査してみよう!ー選ばれるあの子の秘密ー
- 新体操中学生からどうする!?私立中学新体操部とクラブチームの現実まとめ
皆さんの新体操ライフが充実したものでありますように。
今日も練習に励む新体操ガールズに幸あれ!
新体操を辞めた後の選択肢のご提案は、『【新体操辞めた後】新体操経験を活かした新たな習い事おすすめ○選&メリット/デメリット』をご一読くださいね!