子供の習い事が本格的になればなるほど、費やすお金・時間が急増。
そして、それに比例して保護者も必死に。心の余裕もだんだんなくなり、保護者の教室(クラブ)への目線もよりシビアに。子供同士(親同士)の競争もより激しくなり、それと同時に様々な問題ママが顕在化…。
この記事では、筆者が数々の習い事で経験した実体験をベースに、こんなママ達をうまーく回避しながら子供達が気持ちよく習い続けられる環境を作っていく術の一案をご紹介。
「え!こんなにヤバいママ達がいたなんてどんだけ悪い環境にいたの!?」と思うかもしれませんが、事実です…。出会った場所は様々なので、習い事あるあるかも。クスッと笑いながら読んでいただけたら嬉しいです♪
嫌われる保護者1:密告ママ
密告ママ会話実例
👩 先生がね、~ちゃん(娘)のこと「性格悪いよね~。まぁ、親も親だからね~。」なんて言ってたよ~。ひどいよね!!
👩 先生、~ちゃん(娘)のこと半分馬鹿にして『〇〇〇』って呼んでるみたいだよ。~ちゃん気にしてない?かわいそう!!
👩 先生、「~ちゃん(娘)は才能がないのに努力が足りない。」って言ってたよ~。どう見たって才能あるのにおかしくない?
こんな話、あなたはどう思います?
味方に付いているようなふりして、相手を傷つけている典型的なパターンです。
伝えられた方は、ただただ気分が落ちるだけ・・・。
先生への信頼を失わせてやる気を減退させようとしているのか、このような負の情報をわざわざ伝達し、一体何になるのか?
こうやって感情をかき乱してくるママ、たまにいるんです。しかも、親切に教えてあげている体で話してきますからね。
こういう話は大抵、尾ひれ付き、解釈の誤り、もしくは真っ赤な嘘。
基本真に受けなくて大丈夫です。
指導者とは普段から積極的にコミュニケーションを取り、その直接話をして感じたことや得た情報だけを大切にしましょう。
自分で直接得た情報だけを信じる癖を付けておくと、簡単には惑わされなくなります。
\ 密告被害を掘り下げて分析!善意・悪意の判断基準は?/
嫌われる保護者2:貢ぎママ
我が子が評価されたい一心で、先生に色々貢ぎはじめるママ。結構どこの教室にもいたりします。
「子供があげたいって言ってるから~」とか、「本当にうちの子はご迷惑をおかけしてるのでぇ~」と、『感謝の気持ち』や『お詫び』という名目で献上。
例え本人はそんなつもりはないと言っていたとしても、周りは「うちも何かお礼した方がいいのかな(汗」「勝手なことするな~!」等、心中穏やかではありません。
その教室(クラブ)にお礼やお土産などを個人的に渡す風習があるのか周りに確認してから行動するのが、賢い保護者の教室内で波風立てない術なのですけどね。
とはいえ、人は人。
貢ぎママに「貢ぐな」なんて言えませんw
ここで見るべきは指導者です。
貢がれ先生・CHECK POINT
- 貢物に対する対応
- 貢ぎママの子供の評価
高額な貢物をホイホイ受け取る指導者には要注意。
子供をダシにして保護者の心を巧妙に操り、もはや搾取することに慣れている小悪魔と化している場合があります…。はじめは遠慮さえしていたはずが、だんだんと保護者に甘えが生じ、要求が大きくなってくることも。
貢ぎママの子供の評価にも是非ご注目ください。実力もないのに過大評価されていませんか?
その場合、その教室(クラブ)は疑い始めた方が良いかもしれません。
\ 優れた先生ってどんな先生?ここで改めて見直してみませんか?/
嫌われる保護者3:先生の犬と化す奉仕ママ
あなたは先生の秘書ですか?雇われているんですか?ていうか、イヌですか?
ー 良く分からない存在のママ。あなたのお教室にはいませんか?
特別係というわけでも何でもないのに、先生との距離が近く、先生からの頼まれ事はなんでもかんでも引き受けてひたすら奉仕してしまう奉仕ママ(そして、ゴマすり満載)。
・・・頼まれる毎に子供の顔がちらつくのもわかりますが、そのママの周りは心中穏やかではありません。
「うちも何かお役に立つ何かをしないといけないのかな(汗)」「そんなこと引き受けたら、これからそれが保護者の仕事になっちゃうでしょうが(怒)」とザワザワ。
ここまでで終わればまだいいけど、ヘタすると指導者からスパイ活動まで指示されて動いていることも。…これは指導者の人格にも難ありですよね←
このようなママには間違っても指導陣の悪口や教室(クラブ)への不平不満を口にしないようにしましょう。ちょっと賢い犬ママは、逆に悪口を言ってきて同調を誘い、あなたから悪口を聞き出すような巧妙な手口を使ったりもします。
そんな犬ママの行動も、全ては我が子にとって良い環境を整えるため。
選手枠が少ない場合や、人数が多すぎて練習場所に難がある場合など、ライバルを蹴落とすためにコソコソと裏活していたりします。
・・・ゾッとしますよね。
犬ママには日頃の奉仕に対する感謝を伝えつつも、決して任せきりにせず、自分なりに指導者との関係を築いていくことをおススメします。
これは、負けじと奉仕するということではありません。
困った時には声を掛けたりアドバイスをもらえるよう、しっかりとした挨拶や声かけ、日頃から状況報告をすることで、個人的に信頼関係を築くということです。
嫌われる保護者4:猪突猛進ママ
子供が評価されないことに怒り狂い、周りを巻き込んで一刻も早く文句を言おうと騒ぎだすママ。すぐ感情的になってしまうのが特徴。
猪突猛進ママには2タイプ存在します。
猪突猛進ママの分類
- ド素人で勉強もしていないのに文句言っちゃう系
- (経験者に多い)自分の方が教えられると思い込み不満爆発系
どちらにしても、周りに文句を言いまくり、周囲を巻き込んで行動(文句を言う)しようとする。
猪突猛進素人ママの場合
①の素人タイプは、適当にあしらうのが適切。そもそも、専門家でもない上ルールの勉強もしていないのに口を出すべきではない。気に入らないのであれば、他の教室(クラブ)に移籍すれば良いだけです。
「自分の子供が評価されないからと言って、何も知らないくせに分かったことを言ってかき乱そうとしている人」に同調してはいけません。
素直に頑張っている我が子の為にも、距離を置くのが賢明ですね!
猪突猛進勘違いママの場合
厄介なのが、②の経験者勘違いタイプ。自分や家族の経験もあり、ある程度その世界を知っているので、文句にも説得力があります。そのため、周りも「そうなんだ…」と吞み込まれがち。
しかし冷静になってください。
あなたは先生やコーチの想いを直接聞きましたか?例えば練習メニューに不満があったとして、その練習メニューの裏にある目的を把握しているのですか?
優秀な指導者であれば、長期的目標があり、そこにたどり着くために今現在の目標を据えて計画的に練習メニューを組み立てているはずです。
直接教えてもいない経験者(しかも十数年前とか)の言葉を安易に鵜呑みにせず、疑問があれば質問し、練習を補強するような自宅でのメニューを相談する等指導陣とポジティブにコミュニケーションを重ねていきましょう。
\ 万が一、本当にこの先生ダメかも?と思ったらこの記事をご一読下さい/
嫌われる保護者5:へそ曲げママ
周りのメンバーに比べ子供が評価されないことに腹を立てているが、指導陣に質問したり意見したりするのではなく、ただただ陰で負け惜しみを言い続けるママ。
「こんなクラブ大したことないし。」「この教室は所詮このレベルだし。」「オリンピック行くわけじゃないし。」「お勉強のほうが大事だし。」「この子達いつお勉強するのぉ?」
これらの言葉は、その教室(クラブ)のトップである選手クラスの親が言うのであればまだ分かります。それを聞いた同クラブの保護者は、以下の様に色々と考えが巡るでしょう。
トップに上り詰めてもそのような感情を持つのか…。
更に上を目指すのであれば、別のクラブに行くしかないのかなぁ。
お勉強が大事と思いつつ、色々と葛藤がありながら努力しているんだな…。
話はへそ曲げママに戻りますが、このようなへそがひん曲がったセリフを吐くのは、トップクラスの成績を誇る子の保護者でないことが圧倒的に多い。
ーそれはまるで、「うちは別に新体操に賭けてないし。負けてもいいし。」と予防線を張るかのようにー。
しかも、選手にもなってないくせに「所詮このレベル」とは何事か(汗)。『所詮このレベル』と見下した教室の下の方にいる自分の子に対しても失礼なことを言っていることに気が付かないのだろうか・・・。
・・・ということで、へそ曲げママ対策としては、たびたびイラッと来るかもしれないですが「あーへそ曲げてんな」と思いながらスルーすると、スーッと心に余裕が出てくるのでお試しあれ。
嫌われる保護者6:主(ヌシ)ママ
「我こそはこの教室(クラブ)のドンであーる。」と言わんばかりに佇む主ママ。
主ママに分からないことはない。分からないこと、困ったことがあればいつでも主ママに相談するという空気が出来上がっている。
ポイントは、特に役員であるということもないという点。
謎の自信・裏における権力・そして風格・・・(怖)
そんな主ママ、あなたの教室にはいませんか?
親切で頼れる良いママであれば言うことないのですが、幅を利かせすぎてなんでも主ママに了承を得なければ指導陣に質問もできないというケースも。
「先生はお忙しいので、保護者間で解決しなければ。勝手に質問されては困ります。まずは私に相談してください。」
なんて正当化されて、こともあろうかお説教がはじまったりします。
主ママはなんでも把握していたいのです。そして、その上で我が子にとって最善の環境を用意するのが最大の目的。奉仕ママや犬ママ性質も兼ねていたらもう最強の付くほど厄介な存在であることは間違いないでしょう。
主ママの『最大の目的』には気づかぬふりをして頼りにしつつ、関係を保つのも大切です。
しかし、大事なことは主ママ完全無視でOK。必ず直接指導陣より話を伺いましょう。そして、質問や相談の許可、できるタイミングを直接伺いアポを取りましょう。
指導者としても、誰かを介しての情報よりも、直接話かけてくれた方が嬉しいものです。また、そのご家庭の熱量を計ることができるので好都合な場合が多いはずです。
まとめ
いかがでしたか?
あなたの教室(クラブ)には、このような保護者(主にママであることがほとんど)達がいないことを祈ります。
しかし、どのママにも共通して言えること。
それはー
とにかく、あたいの子が一番認められて欲しいのよーーーーーーー!!!!
という一途な思い。
その思いが様々な形で出てきてしまっているだけなんです。
「もともとは、みんな同じ思いなんだ。」と、ちょっとゆったり周りを見回してみてください。嫌いになったり、ストレスを抱えたりする機会を減らせるかもしれません。
うまーく関わり、時にかわしつつ、我が子の一番のファンとして共に頑張る同志となれたら最高ですよ。
改めて書いてみて、タイピングが止まらない自分にびっくりしましたが(汗
保護者の皆様が、楽しんでお子様を応援できますよう心よりお祈りしております!
今日も練習に励むキッズに幸あれ><
\ 習い事で距離を置くべき子供をダメにするママについてはコチラ/