習い事として新体操を始めようか悩んでいる悩んでいる方、新体操をこれから本格的に力を入れて行こうと考えている方、新体操についてより深く知りたい方必読!
この記事では、新体操選手として頑張る娘を結構な年数サポートしてきた一保護者が、新体操のメリット・デメリットを実体験を踏まえて包み隠さず具体的にお話ししていきたいと思います。
新体操のメリット11選
メリット1:人前に出ることに免疫がつく
美しく踊りながらアクロバティックな技を披露していく新体操。
衣装は身体の線をごまかすことを許されないキラキラのレオタード。
団体演技では他の仲間と踊ることができますが、個人演技ではたった一人で6m四方の大きなマットの上をたった一人。
飛び切りの笑顔を見せたり悲しげな表情を見せたり、曲想に合わせながら、マットを広く大きく舞い自分を魅せます。
・・・・度胸が付かないわけありませんよね(笑)
しかも、大会ともなれば白黒コーディネートの審判員大勢を目の前にして演技するわけですから、相当な度胸と人前に出る免疫力を身に着けることが可能です。
メリット2:メンタルが鍛えられる
演技中はミスが許されません。手具の落下は、場合によってはいくつものDBやDAを成功させてやっと得られる加点に匹敵するくらい大きな減点となることも多々。
\ 新体操ルールの大枠はこの記事で分かります! /
怒涛の数の技が詰め込まれたたった1分半(団体であれば2分半)の演技に魂を込めるため、集中力・精神力が非常に鍛えられます。
それに併せて、絶対にミスしないという気概、ミスした時に自分で取り返すという強い気持ち、一位から最下位まで綺麗に出る順位、大きな失敗による落胆からの復帰…どれをとっても、メンタルトレーニングそのものと言っても過言ではありません。
演技以外の観点では、新体操クラブは大抵女子のみのクラブとなるため、女子特有のいざこざがなきにしもあらず。
更に、大会に出場するための決して多くはない切符を勝ち取るべく闘わなければなりません。新体操クラブに在籍中には、「ああ、娘今揉まれてるなー。」「嫌がらせされてるなー。」という瞬間がちらほら。
そんな状況で、毎日のように長い長~い時間をかけて練習∞。
なんだかんだで良きライバル・良い仲間となっていく。
ーこうやって、新体操ライフを生き抜いて行くのです。
ちょっとやそっとのことでは折れない、強靭なハートを手に入れられる可能性が高いでしょう。
メリット3:体力がつく
新体操は、5つの手具を自在に操らなくてはいけないため、手具ごとに演技曲が異なります。それらすべてをミスなく完璧にこなさなくてはなりません。
よって、えげつない練習量です。ものすごく体力が付きますよ🎵
メリット4:姿勢が良くなる
首が出てたり猫背だったりいろいろな姿勢がありますが、新体操をやっていると嫌でも姿勢を注意されます。演技中は「美しくない姿勢」が目立つ度に減点されるので、姿勢を直す以外に選択肢がないからです。
メリット5:スタイルが良くなる
新体操の練習に励んでいると、指先から爪先までのありとあらゆる筋肉を意識して動かします。
トレーニングでも、全身に程よい筋肉が付けていくので、バランスの良い美しい体形に近づきます。
下半身だけやたらゴツくなったり、肩幅が広くなったり、女性が悩みやすい体形の変化は一切ないと言っても良いでしょう。
もともとの手足の長さや頭の小ささもありますし、誰もがモデル体型になるとは言えませんが、より美しいスタイルとなることは間違いないでしょう。
メリット6:礼儀が身に付く
先生やコーチの話を聞くときには常にルルべ。しかも低いルルべはNG。
ルルベ(relevé)は、フランス語で持ち上げる、引き上げられた等の意味を持つパの名称です。バレエの中では踵を高く上げて、つま先立ちになっていく状態を指します。足の指だけで立ち、背伸びをしている状態というのが、一番わかりやすいですね!
返事は大きな声で。
目を見て。ハキハキと。
挨拶は絶対!!
クラブとして恥ずかしくない振る舞いを!
女子のみしかほぼ存在しない世界の体育会系の世界は、ある意味男子よりも厳しいような空気を感じました。
パーフェクトな礼儀作法が身に付き、学校の先生受け抜群です。きっと社会に出ても役に立たないことはないでしょう。
メリット7:体幹・程よい筋肉・柔軟性が身に付き優れた身体ができる
体幹トレーニングや筋トレ(激しくはない)、お風呂上りの柔軟(ストレッチ)が習慣になるので、それはもう素晴らしい肉体が出来上がります。
\ 決して新体操を習えば柔らかくなるというわけではありません /
お腹、割れます(笑)
体幹は、どのスポーツをやるにしても絶対的に大切な要素。そして、柔軟性・筋力も然り。どんなスポーツもそこそこ上手くこなせる身体が手に入ります。
たまに、「柔らかいけど運動神経があまりない」という新体操選手に遭遇しますが、柔らかさを支える筋力や体幹が不足している印象です。
メリット8:諦めない力と頑張る習慣が身に付く
舞台に立てるような美しくキレのある演技ができるようになるまでは、本当に時間がかかります(未就学児や小学校低学年の場合は特に)。
毎日の体幹・筋力・柔軟トレーニングと沢山の練習をこなして完成度を向上させた上で、少しずつ難度や演技のレベルを上げて新たなチャレンジができます。
そんな日々の積み重ね。
毎日ほんの少しの変化(あるいは変化も感じられないくらい小さな変化)の積み重ねではあってもあきらめずに続けられる粘り強さ、そして健康的な身体を維持するトレーニングの習慣が身に付きます。これは、人生においてどんなことをすることになっても重要な要素だと言えるでしょう。
ふと振り返った時に、すさまじく成長していることに気づくこと間違いなしです。
メリット9:団体競技の良さも個人競技の良さも経験できる
団体の選手に選ばれることがなかったとしても、クラブの発表会等お披露目の機会には、必ずと言っていいほどクラブの集団演技をつくります。
集団演技では、リフトや交換(手具を仲間に投げる)等のフォーメーションがあり、お互い協力して息を合わせ、一つの演技を作りあげなくてはなりません。
個人競技の良さだけでなく、団体競技の良さも体験できるのが新体操の良さの一つと言えるでしょう。
ところがどっこい、中学生になってから新体操を部活でやろうと思うと団体しかやらないのよ。『新体操中学生からどうする!?私立中学新体操部とクラブチームの現実まとめ』では、皆さんが「中学生からどのように新体操を続けて行くか?」を検討するヒントとなる内容となっています!是非ご一読ください^^
メリット10:学校の体育の授業で神的存在・お手本確定
新体操ガールは、マット、跳び箱、縄跳び、ダンスは間違いなくお手本となります。
そのどれもが、ただ【できる】だけではなく【美しくできる】のです・・・。
先生含めクラスメイトの皆に認められて、自信がつく良い機会ができるのではないでしょうか?
メリット11:とにかく女子として素敵!(…なだけでなく格好いい!)
新体操は、あくまでもスポーツ。ただ美しく魅せるだけでは高得点は取れません。
リスクを取ってよりダイナミックで難易度の高い華麗な演技に挑戦し、頂点を目指し続ける美しき選手達の強さ、勇敢な様にはいつも惚れ惚れとしてしまいます。
応援も、仲間同士体育館中響き渡るくらい大きな声で行います。
個人的には、そんなところにバレエにはないスポーツらしい爽やかな格好良さがあると思っています。
\ 新体操はバレエが基礎。でもバレエとは別物! /
まとめ
新体操のメリット、沢山あって筆が止まりませんでした!
また抜けがありましたらどんどん追加していきますね。
新体操を長年一生懸命やってきた甲斐あって、娘はチャレンジ精神あふれるメンタル最強女子に成長し、今も色んな事を頑張っています。
応援してきた親としても、大変でしたがキラキラ輝く娘を見るのは、とても幸せな時間でした。
良い事満載・魅力的な新体操・・・
しかし!!!!!!!!
やっぱりデメリットも同じくらい沢山あるんです。
メリットの語り中も、「あれ?デメリット話してる?」と言うような箇所もありましたが、裏を返せばメリットもデメリットにつながっている訳ですね^^;
要はどう解釈するか?
デメリットについても長くなりそうなので、別の記事『習い事に新体操のデメリット8選ー選手経験者の実体験を踏まえた現実まとめ』でご紹介したいと思います^^
デメリットもしっかり知った上で、「それでも新体操が好き!新体操ガールを応援したい!」そう思えたなら、あなたは日本の新体操界に必要な人物かも!?
\ 新体操向き不向き適性検査をしてみよう! /